大学受験までの過程も大切な経験になる

大学へ進学するために行動したその経験が人生の貴重な財産になります。

なぜなら、大学受験が終わっても、学び続ける必要は続くので、自分が知らないことと向き合った経験はその後の人生にもずっといい影響を与えてくれるからです。

だから、大学へ行く意味って、たしかに学歴もあるに越したことはないですが、
何かを学び、理解して、自分のものにしていくという体験をすること自体に、
価値があるんじゃないだろうかと思っています。

社会人になってからも自分が知らないことは存在し続けています。
おそらく生きているうちは、変わっていく世の中に対応していくために、
新しいことにアンテナを立てて学び続ける必要があります。

そのほうが自分の足で立って、つまりは、自立して生きていけるので、
誰にも支配されず、自分の意志を大切に生きていけると思っています。

なので、大学に行くか・行ったかだけではなく、
受験する過程それ自体にも、大きな意義があります。

つまり、行きたい大学に合格するために、
未知のことや自分の理解が及ばないことに対して、知識を得て、理解しようとするという体験を、
受験というイベントを通して経験することができます。

その経験は、まさに自分との対話で、1人でもくもくと行う作業です。
楽しいときばかりではないですが、記憶に残る時間になります。

「どうすればこの問題を解けるようになるのか?」「どうすれば記憶に定着できるか?」
「どうすれば自分の言葉で説明できるようになるのか?」

自問自答をして、ひとつひとつ問題に取り組んでいく日々は、
できない自分に向き合う連続のようで、まさに修行のようです。

しかし、このように自分の頭で考え抜く体験をすることが、
受験を通して得られるいちばんの成長だと思います。

自分の頭で理解するまで考え抜く経験ができれば、
社会に出たあとも、新しいことを吸収して成長し続けられるし、
自立して社会を渡り歩いていくことができます。

いま勉強で苦しんでいるひとには、
目の前のことに真摯に取り組んだ経験は、必ず自分の血肉となるので、
あせらず、明るく、日々取り組んでいってほしいと思います。


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